連日のようにやまない報道がなされている新型コロナウイルスについての件ですが、
3月1日現在では、感染者数241名、死亡者数5名(クルーズ船の感染者数705名、死亡者数6名)となっており日々増加の一途を辿っています。
ですので、毎日のニュースで「○○県で陽性反応」というフレーズをたくさん聞いているかと思います。
陽性とはすなわち感染ということで、検査を受けた結果明らかになるものです。(当たり前ですね)
今回はその”検査”にまつわる話題を取り上げてみました。
PCR法って何?
検査として、現在使用されているのが「PCR法」です。(PCR検査とも言います)
これってどんな検査なのでしょうか?
いきなりですが答えは
PCR法とは、増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNAを用意して、酵素の働きと温度を上げ下げすることで、目的の遺伝子を増やす、遺伝子増幅技術のこと。
何だそれ?という声が聞こえてきそうですね‥
ですのでもっと簡単に説明をすると、
そのままでは目で見ることが出来ない遺伝子を人工的に増やしたい部分だけを増やし、特別な装置を使用して目で検出すること。
検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認することができ“陽性”となり、検体の中に遺伝子がなければ増えないので、目で確認することはできず、 “陰性”となります。
さらに言えば
新型コロナウイルスの入った遺伝子から、新型コロナウイルスに該当する遺伝子の部分を増幅し、目視で確認して陽性か陰性を判断する、ということです。
ですので、人が目で見て判断する必要があること、遺伝子増幅のためには温度を変えるなど、一定の技術が必要かつ時間がかかるという問題点があります。
ですので、検査の数に限りがあったり時間がかかっています。
日本における感染者数の少なさも、この検査の手遅れも影響していると考えられています。
PCR検査とは遺伝子増幅の技術を活用した検査のこと。
温度管理や高い技術が必要なため、時間がかかる。
PCR検査は必要か?
これはもう一つのテーマです。
PCR検査は時間と手間がかかる検査だということはわかっていただけたと思いますが、それでも日本は検査が遅れている、もっと検査すべきだという声は多数存在します。
そのため、例えば神奈川県では理化学研究所との会見で、従来の方法(PCR法)よりも早く検査できる方法を開発したと発表するなど、検査を押し進めるような施策をとる自治体が増えてきています。
まず、私が問いたいのは
「検査で陽性とわかったらどうするのか?」
という疑問です。
もちろん、基礎疾患を抱えてる方、すでに体調が悪い方は入院するなど、重症化を未然に防ぐための大きな役割を果たしています。
ただ、現状で重症化の恐れが無い方も陽性になる場合があります。
思い出してください、なぜみんなが新型コロナウイルスを恐れているのか。
明確な治療法や薬が無いから恐れているのでは無いですか?
結局、新型コロナウイルスに感染しても、治療など出来ません。
ですので、よっぽどの重症化の恐れがある場合出ない限りは自宅療養という形になるかと思います。
だったら体調が悪かったら、最初に素直に自宅待機していたら良いのでは無いでしょうか?
PCR検査を望む人の声
非常に多いのが「人にうつしてしまうのが不安なので、自分が陽性なのかを知りたい」という意見。
一見もっともに聞こえなくも無いですが、本当にうつすのが不安で心配な体調なのであれば、やはり自宅療養すべきではないでしょうか?
もちろん、自宅に基礎疾患を抱えてる方などのハイリスクな人がいて不安に思う人もいるかと思います。
ただ、それならば家の中でうまく隔離をする、親戚や実家など連携を取るなど対策が全く出来ないことはないと思います。
出来ない人もゼロではないかと思いますが、大抵はそこまでするのは大変だとかめんどくさいと思うことでしょう。
そこまでやる気概が無いのにPCR検査を受けるのは、自己満足にすぎないと思います。
人のため誰かのため、と言って結局は自分のため。
結論
PCR検査を受けることが出来れば、確かに陽性か陰性なのか、わかります。
しかし、そんなことは大切で無いと思います。
うがい手洗いなどの予防、対策。
みんなで健康でいられることを願います。
PCR検査して陽性でも自宅療養なんだから、そもそも体調悪いなら家で寝ましょう!