とにかく話題の新型コロナウイルスの件ですが、今回は海外での流行について取り上げます。
まず、日本国内における感染者数は502名、死亡者数7名です。(3月9日現在)
クルーズ船での感染者数を含めると1,198名、死亡者数は14名。
単純計算ではありますが、致死率は1%ということになります。
海外に目を向けると、
韓国の感染者数は7,313名、死亡者数50名
イランの感染者数は6,566名、死亡者数194名
(それぞれ3月9日午前3時時点)
そこから致死率を割り出すと、
韓国は1%以下、イランでは約3%ということになります。
このように、国の医療体制や医療制度によって同じ新型コロナウイルスでも致死率が大きく変わってくることがわかります。
そして気になる国があります。アメリカとイタリアです。
アメリカの感染者数は554名、死亡者数は22名
イタリアの感染者数は7,275名、死亡者数は366名
(3月9日時点、アメリカの感染者数はクルーズ船の乗客を含みます)
致死率に関しては
アメリカは約4%
イタリアは約5%
というとても恐ろしい数字になっていることがわかります。
なぜ、イタリアとアメリカの致死率は高いのか?
まず、根本的な感染症や疫病に対する意識が違う、と言えるでしょう。
マスクをつける文化が無い、手洗いやうがいの意識が低い。
国民性と言えばそれまでかもしれませんが、この差は大きいと言えるでしょう。
アメリカに関して言えば人口も多い、イタリアに言えることはキリスト教などの宗教的な集まりがあることも影響があるそうです。
特にアメリカにおいてはインフルエンザの流行や皆保険制度では無いことも含めた医療体制の問題も絡んでいるとのこと。
日本に関して言えば、重症化するような人が医療を受けられないなどあり得ませんよね?
ちなみにアメリカではインフルエンザの患者は自宅で寝て治す、という対策を取るそうです。
日本を誇れるように
水際対策で大きな批判がありましたが、結果的に死者は一桁、海外と比べても(不謹慎ですが)優秀と言えるものだと思います。
これは政府の判断もありますが、国民性のよるものも多いと言えると思います。
みんなが衛生に対して敏感で、流行に対して正しく恐れて対策をして、
その結果が致死率を押し下げているのだと思います。
これから先、どのように状況が変わっていくかわかりませんが、日本にいること、日本人であることを誇れるような、国民性をみんなで共有できたら良いなと思いました。