4月15日、タレントの石田純一さんが新型コロナウイルスに感染したとの発表がありました。
石田さんは4月11日に体のだるさを感じ、13日までは仕事先である沖縄のホテルで休息。
発熱や咳などの症状は無かったが、14日肺炎の傾向が見られるため入院。
そして15日に新型コロナウイルス感染を発表。
あれ?と疑問に思う方もいますよね。
確か「37.5度以上の熱が4日以上続いた場合」が検査の基準では無かったのか?
結論から言うと、石田さんは「特別な措置」により検査を受けたと考えられます。
市民相談の場合
一般の人がPCR検査を受けるにはいくつかの条件があります。
・37.5度以上の熱が4日以上続いた場合(高齢者や基礎疾患のある方は2日)
・流行地域への渡航歴や流行地域へ渡航した者と濃厚接触歴がある場合
・濃厚接触者検査で対象になった場合
今現在では入国審査も厳しくなっているため、渡航歴の件はあまり関係ないですね。
そして自発的に「PCR検査を受けさせて欲しい」と言えるのは「高熱が4日以上続く場合」のみになります。
発熱も咳もないのになぜ
そうなれば石田純一さんは違うではないか、なぜなのかという話になります。
石田さんはこの「市民相談」に当たらないからです。
答えから言うと「医療機関からの相談」という方法でPCR検査を受けていると考えられます。
プロ野球藤浪選手のケース
少し前のことになりますが、阪神タイガースの藤浪選手が新型コロナウイルスに感染しました。
その際に匂いを感じないと訴え、医師から検査を受けるよう勧められたとの報道がありました。
今回の石田さんのケースも医師による判断でPCR検査を受けられたものと思います。
一般人の場合
話を一般の人に戻して考えます。
一般人でもしも「味覚や嗅覚がない」と医療機関に相談した場合、大半のケースで自宅待機で様子を見るように言われるでしょう。
電話相談でもしようものなら「感染の恐れがあるので自宅待機を」となるはずです。
そもそも感染者が医療機関にかかること自体、医療崩壊のリスクがあります。
これは有名人だから良いなど、そんなことはないです。
結論
有名人などがPCR検査を速やかに受けられるのは「医療機関の勧め」があるから。
そして一般人はその勧めをもらうことは出来ません。
有名人は特別扱いされているのは事実だと言えると思います。