連日報じられている新型コロナウイルスに関する話題です。
現在の日本の感染者数はクルーズ船を含み約1,500人。
海外においては
アメリカで感染者数3000人を超えるという報道がありました。
イタリアにおいては24,000人を超えています。
感染者数を元に考えてわかることは
「新型コロナウイルスは確実に流行している」
ということです。
国民全てに検査をしているわけではないので、日本は特に感染者の実態としては数字と異なっていると思います。
ただ、流行していることはわかったので、これ以上感染者数の数字を追い求めても何か良い部分があるのでしょうか?
もちろん統計的な観点では必要です。
ただ、これだけ感染者数を話題にするのはなぜでしょう?
メディアの狙い
これは「視聴者の引き」に尽きると思います。
日本における感染者数はクルーズ船を除けば814人なのですが、クルーズ船をあえて含み1,000人を超えたと報道するメディアが多くありました。
よく見ないとクルーズ船を含むとわからないような内容で報じるあたりに悪意を感じます。
やはり「1,000人なんだ、怖いな」と大きい数字を出してインパクトを与えたいということでしょう。
本当に大事なこと
本当に大事なのは感染者数ではなく、死亡者数や重傷者数です。
死亡者を出さないため、医療リソースを重傷者に使用できるように、医療崩壊を起こさないためには、感染者数を明らかにすることは大きな問題ではありません。
そのため、軽症者や無症状の患者には見て見ぬ振りをしなければなりません。
ただ、その政策のおかげで日本の対応は一定の評価を得ています。
死亡者数が国民の人口に対して抑えが効いているからです。
死亡者数は感染者数との比較ではなく、国の人口と比較をするべきなのです。
感染者数を明らかにすることに正義を置くのではなく、死亡者数を減らす、重症患者を守という考え方が求められます。