ニュースはもっぱら新型コロナウイルスで持ちきりですが、怖い話題が聞こえてきました。
タイトルにある通り、アメリカにてインフルエンザによる死者が急増中とのこと。
その数なんと‥14,000人とのこと。
感染者は2,600万人(2月8日時点)と、日本における2018から2019シーズンの約1,200万人を大幅に超える人数となっています。
このニュースが伝わった際、みなさん気になったのが保険制度や治療にかかる費用はどうなっているのかという問題。
早速調べてみました。
①保険制度どうなってる?
まず、多くの方がご存知の通り、アメリカには日本のような皆保険制度はありません。
ですが、公的な医療保険は存在します。
1.メディケア(Medicare)
身体障がいを持つ人や65歳以上の高齢者などが対象
2.メディケイド(Medicaid)
低所得者が対象
しかしながら、この公的な医療保険は対象の範囲が限られているため、一般的な人のほとんどは加入できません。
ですので高所得者は日本の生命保険の様に民間が経営している保険に加入し、その費用すら惜しい低所得者は未加入のまま生活するのが主流となります。
②保険未加入で風邪とかひいたらどうするの?
まず病院で治療をするものなら全額負担は当たり前です。
アメリカは治療の技術などが進んでいるという側面もありますが、風邪の診察で平均200ドル程度(日本円で2万円越え)もかかるそうです。
そんな費用は簡単に払えませんよね。
ですので、市販の薬で治すのが一般的だそうです。
やはり薬は強めのものが流通しているとのこと。
まとめ
任意保険は必要だ!
自由の国にはリスクがあるんだ‥
(強めの薬って怖いですね‥)
新型コロナウイルスとの関係性
日本における新型コロナウイルスの感染者は240名となっています。(2月28日現在)
アメリカにおける感染者数は59名です。(2月28日現在)
日本とアメリカにおける、新型コロナウイルス感染症対策の一番の違いは、日本が入国制限をかけたのが中国湖北省のみなのに対して、アメリカは中国全土を対象としています。
人口が日本よりも多いアメリカが、日本よりも感染者数が少ないのは水際対策の結果が出ている、という見方がされています。
しかし、ここにきて「アメリカにおけるインフルエンザの猛威は、実は新型コロナウイルスによるものではないか?」という憶測の記事やニュースが出回りました。
情報の真偽は‥
私は、この情報に関しては憶測の域を出ない、すなわち嘘ではないかと考えています。
もちろん、医療機関にかかれない保険未加入者が大勢いることから、正しい感染者数を把握できていない側面はあるかと思います。
ただ、アメリカにおけるインフルエンザの拡大は今年に限ったことではないのです。
事実として、2年前の2017/18シーズンでは感染者数は4,500万人、死亡者数は61,000人に上っています。
何か今年だけが突出して流行している、というような報道姿勢をしているサイト等も見られますが、それは違うと思います。
アメリカにおいては新型コロナウイルスも脅威ですが、同じかもしくはそれ以上にインフルエンザも脅威的な存在であることは間違い無いです。
今度こそまとめ
日本においてインフルエンザは治療薬もあり、医療体制に保険制度も整えられています。
しかしながら子どもや年配の方、基礎疾患を抱えてる方は、インフルエンザで命を落とす場合も本当に最悪なケースではありますが、ゼロではありません。
新型コロナウイルスによる感染症は未知のものであり、特効薬と言われるものが存在しないため、より恐怖が大きいですが、予防や対策として出来ることはインフルエンザと同じかと思います。
基本的なことにはなりますが、うがいや手洗いの徹底、人混みに無理に行かない、など誰にでも出来ることをみんなでやっていくことが、日本では大切かと思いました。