3月30日、コメディアンの志村けんさんが新型コロナウイルス肺炎により亡くなったと報道がありました。
みんなが知っている有名人の訃報ということもあり、Twitterのトレンドで世界一位になる程の大きな話題となり、改めて新型コロナウイルスの脅威を知るところとなりました。
そんな中、悲しいですがあることが話題となったのです。
ヘイト投稿増加
志村けんさんが亡くなった悲しみの矛先を中国や日本政府に向ける、いわゆる「ヘイト」投稿が多くなっているとのこと。
「ヘイト」が許されないことはもちろんですが、まず「人の死」を利用していることにとても悲しく思います。
そしてその「ヘイト」ですが、主に中国に向けられたもので、
・中国人を日本に入れるな
・中国人が日本に来なければ良かった
・中国の態度が納得できない
・中国がとにかく悪い
といったものです。
中国発祥と言われる新型コロナウイルスですから、そういう気持ちを持つ人が0人でないことは確かにわかります。
しかし、それを声に出すことや「国籍や人種」で一括りにして何かを批判することは良いことではないと思います。
これは思想の自由や表現の自由とか別次元のモラルの問題です。
安倍批判
中国に対するヘイトとは別に、安倍首相や政府を批判する人もまたいます。
もちろん人の死を利用し政府批判することは正しいことではないでしょう。
また、
・安倍首相が悪い
・安倍のせいでこうなってしまった
・政府の初動が遅いのが全ての原因
といった声も上がっています。
これはどうなんでしょうか?
本当に政府の初動が悪いのでしょうか?
事実として隣国である韓国やアメリカ、イタリアやスペインなど悲惨な状況になっている国が多数ある状態を思えば、(現状ではありますが)日本は頑張っていると言えると思います。
日本政府の対応が良ければ日本だけ助かっていると本気で思っているのでしょうか?
今回の感染拡大にはグローバル社会であることが一つの要因となっています。
みなさんが思っている以上に世界との繋がりは大きなものとなっています。
12月中に鎖国すれば日本は助かったかもしれませんが、それは現実的でしょうか?
日本の政府を批判するなら対案がセットだと思います。