新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、落ち着く気配を見せていませんが、
ようやく4月26日に東京都の新規感染者が100人を下回る72人となりました。
しかしながら、これは週末だったことで検査の数が少なかった説もあり明日以降や週明けの数字で明らかになるでしょう。
ピークを超えることでやがては収まっていくのが本来の感染症ですが、どこがゴールになるのか。
いわゆる【収束】と【終息】について考えてみました。
「収束」と「終息」の違い
・収束‥一定の状態に収まる、落ち着くこと。
・終息‥完全に終わる、終了すること。
新型コロナウイルスに関しては、もちろん【終息】を目指していくことになります。
終息の前に収束がある
まず終息の前に「収束」があります。
これは例えば感染者数が減った、少なくなった、といったことでピークを越した状況のことです。
このピークを越すことによって初めて経済活動の再開や日常生活への復帰の道が開かれるということになります。
そして終息へ
そして減り続けた感染者数が0となり、完全に「終息」することが出来ます。
こうやって新型コロナウイルスを克服して、世界は通常へと戻っていきます。
終息は出来ない
‥なんて書いてきましたが、私は「終息」することなど出来ないと考えています。
終息するためにはワクチンも必要ですし、それには時間がかかります。
今年いっぱいは「収束」を目標に進んでいくことになると思います。
ですので、どこで「収束」と判断をするのか、そして経済再開への道筋を作るのか。
そして「終息」出来ないと正直に認め、「収束」して再度感染拡大しないようにできる限り日常に近づける。
これはとてつもなく難しく、無理難題です。
ただ、ひたすらに「終息」に執着するならばずっと日常に帰ることはなく、年単位での自粛を続けることになります。
そうなれば新型コロナウイルスが「終息」した時に、日本自体が「終息」してしまうのではと不安になっています。
「収束」の判断とタイミングは政府の手腕が問われることになると考えています。